できることを、できるだけ

私たち夫婦は3泊4日で韓国旅行中でした。11日に帰国の飛行機に乗るために仁川空港に着いて初めて地震のことを知りました。帰国便はキャンセル。その日は仁川のホテルに一泊。ホテルの部屋で見たNHK・BSの映像を見て絶句しました。今日は朝から空港でキャンセル待ちをして昼過ぎにつくばに到着。

自宅の被害は奇跡的に軽微。和室の茶箪笥に置いてあった仏壇が落下して破損していたのと、ガラスでできたキャンドルホルダーが割れていた程度。オットの書斎はコンポがひっくり返り、本やCDが散乱していましたが、机の上のパソコンもデスクライトも定位置のまま。かなりひどいことになっているんだろうなあと覚悟していたのですが拍子抜けするくらいです。落ちて割れたモノを拾い集めて掃除機をかけて(停電もしてなかった!)、1時間ほどで復旧できました。これは我が家が2階の低層階だったこと、家具がすべて壁固定だったことが幸いしているようでした。
同じ階でも高層階や角部屋はくっきり亀裂が入ったり、壁が落ちたりしていました。9階のお知り合いの家にお見舞いに行きましたら、食器棚と本棚が倒れて惨憺たる状況で、その晩は管理組合の理事さんの家に泊めてもらったとか。
マンションのエントランスなど、あちらこちらに地震の爪痕はありましたが、幸いなことに火災・けが人はなかったようです。


エレベーターは停止中。みなさん階段で移動で大変そうです。
ライフラインは電気・ガスはOKですが、断水しているそうです。マンションには備蓄用のタンクがあるので今現在は水が出ていますがタンクの水が尽きたら断水です。マンション中に「節水ご協力ください」と貼り紙がしてあります。
旅装をとく間もなく、義父の様子を見に行ったり友人知人の安否を確認したり、防災リュックを詰めて、ヘッドライトや食糧を準備して、ようやく落ち着いたところです。とは言うものの、頻発している余震にびくびくしていますが。

茨城県つくば市は比較的被害は少ないようですが、県北はひどいことになっているようです。まだ電気もガスも水道も来ていない友人もいます。「暗くて寒くて怖いです」とメールがありました。

大変な一日でしたが、震源地近くで被災した方々にくらべたら我が家の状況なんて天国です。自分の家で自分の布団で家族と一緒に眠れるのですから。被災した方々にはどう言葉をかけていいのかわかりません。とにかくこれ以上被害が大きくならないように祈るばかりです。

私に何ができるか、一生懸命考えています。とりあえず明日はバイト先の様子を見に行きます。

余震はまだまだ続いています。みなさんもどうかお気をつけて。