今生の別れ

運命の人

ついに、いよいよ、とうとう、私とイ・ジョンジェの運命的な出会いの日*1がやってきた。この日のために昨日は朝4時起きで半日間行列してプラチナチケットを入手したのである。

そして、今日は、私が日本で過ごす最後の日でもある。

今日の夜7時。舞台あいさつをするジョンジェ。最前列に陣取る私。ひときわ輝く黒い瞳、抜群のプロポーション、人を払うほどのオーラを発散させた美しい私を舞台上から見初めたジョンジェは、瞬時に二人の「運命の絆」を感じ取り、舞台から駆け下り、私の手を取ってそのまま場外へ。騒然とする場内、たかれるフラッシュ。私と彼はそのままタクシーを止め、成田へ。いままで日本でのキャリアも、友人も、家族も、そしてオットをも切り捨てて、私は彼について行くのだ......

そんなこととはつゆ知らず、今朝もフツーにむしゃむしゃ朝ご飯を食べて、トイレ入ってウ○コなんかしているオットのことが不憫で見てられなかった。ああ、涙で目がかすむ。これが今生の別れかもしれない。オットよ、あなたと過ごした日々はとても楽しかったわ。遠く離れても、あなたのことは忘れない。ありがとう。そしてさようなら――。









もちろん、妄想ですから! 残念!!