邪気のないカリスマ主婦

栗原はるみのジャパニーズ・クッキング
金曜日の特ダネ!に、このほど「料理本のアカデミー賞」を受賞された、カリスマ主婦・栗原はるみの特集コーナーがあった。


相変わらず、「主婦が私の本職」「早起きして窓ガラスをぴかぴかに磨きます」「仕事の基本は家族への愛情」「家事と仕事の軽やかな両立」「つねにスタッフへの気遣いを忘れずに」「自然体」「気さく」「優しい夫&かわいい子ども達」......等々、くたびれきったダメダメ主婦のワタクシには、キラキラまばゆい「はるみワールド」が絢爛と展開。はあ〜とかまあ〜とかため息つきながら見ていたら、彼女の夫でありはるみビジネスのプロデューサーでもある、栗原玲二氏のコメントも紹介されていた。


「僕らくらい仲のいい夫婦はそうはいないと思いますよ。こんなことを言ったら彼女に怒られるかもわからないけど、この歳になっても毎日必ずキスしますし......」
とのこと*1


んまあ、50代と70代の熟年カップルがいまも変わらずラブラブでチュッチュッですか。そりゃあ、あれだけお稼ぎになる奥さんだもの、かわいいだろうよ、大切だろうよ、キスもしたくなるわよな。


さらに玲二氏はこう続けた
「自分の妻のことをこんな風に言うのはおかしいかもしれないけれど、栗原はるみという人は、『邪気』というものがまったくない人ですね」


すると、今までテレビにはまったく関心を示さず、黙って朝刊を読んでいたオットが、そのコメントに敏感に反応してこう言った。
「『邪気のない人』のくせして、自社ブランドのあの値付けはないよなあ」


オット、ナーーーーイス!
はるみブランドはぼったくりだと私も思う。自然体の日常をウリにしているはるみ先生だが、自分の商品の値段だけは非日常。あれだな、黒幕は玲二だな。自分の妻をおおっぴらに褒めまくることが、ダイレクトにビジネスに反映するんだから、そりゃ、甘甘コメントも連発するよなあ。家事がそのまま稼ぎになるんだったら、私だって張り切って炊事洗濯掃除、やっちゃいますから! 今の10倍がんばる。


なーんて、底意地の悪いことばかり書いてしまったけど、彼女の「ごちそうさまが聞きたくて」ISBN:4579204212 シリーズは名著だと思います。長い間私のバイブルでした。使い勝手のいい、楽しいレシピばかり。あの本はホントにすごい。というか、栗原はるみはあの2冊だけでいい。



それにしても、オット、なぜ、はるみブランドにそんなに詳しいの? 実はファン?


※噂のはるみブランド商品
http://media.ffn.ne.jp/fusosha/suteki/webshop/index.html

*1:ちなみに、玲二氏は元人気キャスター。はるみ大先生より14歳年上。前妻は歌手の坂本スミコで、離婚の時に「玲二さんはホモだった」と言い放ち話題になったそうです。はい、私の脳内芸能屑メモリでした〜