箸と箸置き

昨日のコメント欄で、id:rurisuzumeさんからリクエストのあった箸置きのアップ写真。


小さな壺の形になっていて、お花がお花が活けられる。那覇市・壺屋(という地名。壺屋焼きという焼き物が有名)のおみやげ屋さんで見つけたもの。


お客様用に仰々しく花を生けたりしなくても、ちょっとしたこの箸置きにちょこんとお花を差し入れておくだけで、おもてなし気分が高まる。お客様にも評判がいい。私のお気に入り。


中に入れるお花は、わざわざ花屋で買ってこなくても、道ばたに咲いているドクダミの花とか、シロツメクサとか、その辺のものでいい。お正月のおせち料理の時には南天の小枝を活けた。今回はオットに頼んでマンションの近くの散歩道で摘んできてもらった。これ、なんという花かしら?


赤と黄色に塗り分けられたお箸は、沖縄独特のもの。沖縄では、多くの大衆食堂でこの二色箸が出てくる。沖縄そば屋などはもうほとんどこれ。一般家庭でもスーコー(法事)などの集まりや宴会にはたいていこの赤黄箸だ。この原色使いが唐と琉球の交易時代を彷彿とさせる。


ただし、このお箸、料理を選ぶよね。チャンプルーやイリチーなど、ワイルドな沖縄料理を食べるにはこの下品(笑)なハデハデ箸でいいけど、色も味も繊細な伝統的日本料理にはちょっと不釣り合いかも。あくまでもB級グルメ専用で。