言うことナス!の那須岳登山

オットと私の休日が合うのは今月は今日で最後なので、急遽決まった秋の那須岳。朝4時起きで昨夜のうちにつくっておいたお弁当をリュックに詰めて一路那須へ。最近早起きがあまり苦痛じゃなくなってきた。ばあさんになったから?

登りはロープウェイ使っていっきに山頂まで行って、下山はゆっくり徒歩で、と思っていたけど、思いの外早い時間に到着。ロープウェイの始発まで時間があったので、いいや歩いて登っちゃえ、とそのまま登山口へ。朝の澄み渡った空気に今が盛りの紅葉がスバラシイ!

「錦秋の那須岳」をカメラに収めようと、立派な機材を持ったカメラマンがシャッターチャンスを狙っています。

ハイシーズンの那須岳は休日はロープウェイに乗るのも行列行列で一苦労らしいけど、ド平日の早朝だとさすがにさほど混雑してない。すれ違う登山者はほとんどシニア世代。観光バスを駆ってのツアー客も多かった。集団になると皆さんにぎやかで、朝の静かな高原にときおりひびきわたる「きみまろ笑い」。お元気ですねえ。


朝日岳山頂(1896M)に立った後、

隠居倉まで歩いてお昼ご飯。写真で見ると茶色ばっかりだし詰め方にも工夫がないし、ラブリー度ゼロのおべんとですね。でも、こういうシチュエーションだとなんだって美味しいんです。あまりにもなんでも美味しいので、長年苦手だったキュウリでも山頂だったらイケるかもしれないと前に試してみたけど、やっぱりそれは無理でした。

アルコールストーブで鶏つくねをあたためているの図。なんかグロいな。でも美味しかったんだから!

食事の後、稜線を歩いて茶臼岳に向かっていると、どっかの小学校の遠足集団とすれ違う。健全な少年少女が元気よく「こんにちは!」「こんにちは!」「こんにちは!」と挨拶してくるので、こちらも「こんにちは!」「こんにちは!」「こんにちは!」とかえすんだけど、集団の後ろになるにつれて挨拶かえすのもだんだんしんどくなってくる。向こうは一回で済むけどこっちは全員分だもんなあ。でも山ですれ違う人たち同士でにこやかに挨拶するのはココロが清らかになったようでいいもんです。


ゆっくりゆっくり歩いて茶臼岳(1915M)到着。硫黄ガスがもくもくわき出て辺り一面ゆで卵臭。

山頂にある鳥居の前で全然登山っぽくない、超フツーのかっこうした女の子二人が熱心に「職場の困ったちゃん」の噂話をしていた。「口ばっかり動いて、手は全然動かないんだよね〜」「そうそう余計な情報ばっかりだし」


日も傾いてお天気も悪くなってきたので、ロープウェイで下山。


お山の後はタヲルをしなきゃね。ということで、ふもとの「休暇村 那須」でゆっくりタヲル。はー、極楽極楽。

実は、今回初めて「登山タイツ」なるものを着用してみたのですが、これが効果絶大! いままで下山時は必ず足に疲れがきて、膝はズキンズキン、太もも前面はバリバリの筋肉痛でロボットみたいな歩き方になっていたのが、今回は嘘みたいに楽。一夜明けた今朝も全然筋肉痛の気配なし。すごいわ。登山用具ってやたら高価なものばっかりなんだけど、やっぱり高いだけの効果はあるわね。登山だけじゃなくてウォーキングやジョギングにもいいと思います。好日山荘つくば店の店長、アドバイスありがとうございました。


オットはコレクションしている山バッジを購入。

私は山てぬぐいでも買おうかなと物色してたけど、こんなのばっかりでがっかりでした。

まあ、山歩きは健康にもいいしね。一枚買っておいてもよかったかな。