ちょいショック
8月に7ヶ月働いたドイツレストランから、新しいレストランにバイト先を替えた。厨房はオーナーシェフとアシスタント、ホールのバイトが常時二人、総座席数30というこぢんまりした規模で、開店2ヶ月目というまだ新しい店だ。
働きはじめて2ヶ月がすぎたけど、熱心で誠実なオーナーの仕事への姿勢には学ぶべきところが多い。人柄は料理にきちんと反映されるんだなあと感心する。労働時間4時間、時給ナンボのバイトの分際ではあるが、それなりに「プロ意識」を持って働かなければ、と久々に心地よい緊張感を感じている。
ただ、この職場、オーナーシェフもアシスタントもみんなものすごおおおおおく真面目でカモクな人たちなので、「おはようございます」「お疲れ様」のあいさつと作業中の細かい指示以外、ほとんど無駄口をきかない。まあ、作業中あまりぺらぺらしゃべるのもどうかと思うが、ひょっと手が空いたときなんかに、「イチローすごいですね〜」「こないだ、○○○行きましたよ」などと四方山話を振ってみても、「あ、そうですか」くらいの、薄いリアクションしか帰ってこなくて、しかもそれがかなりめんどくさそうなので、ケーハクにあれこれ話しかけるのがはばかられる。「しゃべりたがる私」としてはちょっとそれがキツイ。
とくに、オーナーシェフの下についているアシスタントの人は、ほんとにしゃべらないし、彼が笑っているところをまだ見たことがない。私はかなり人なつこいほうなので(図々しいともいう)、知り合って2ヶ月もたてばかなりうち解けて、たいていの人とは軽口の一つや二つたたけるようになるのだけど、彼はいまだに近寄りがたい。ずいぶん職人肌の人なんだなあ。なんかマンガの「ザ・シェフ」みたいじゃん?......てなことを思っていた。
ところが、先週の朝、職場に行ったら、聞いたことのない笑い声が聞こえて、あれ?誰だろ?と思って厨房をのぞき込むと、そのカモクなアシスタントさんが、バイトの女子大生と楽しげに談笑している声だったのだ。
なんだよ、しゃべるんじゃん、笑うんじゃん、てゆーか、なんで私とは全然しゃべらないの? ひょっとして嫌われている? あの子とは冗談言いあうくせにどうして私にはカモクなの? 私もけっこうおもしろいこと言うよ? ねえ、なんでなんで〜〜
Σ(゜□゜;ハッ
ひょっとしてひょっとして もしかしてもしかして
年 齢
ですか??
NIKITA風に言えば「三十路艶女(アデージョ)、コムスメに負けてちょいショック」です。
( ´・ω・`) ショボーン