沖縄版死亡広告

http://d.hatena.ne.jp/sa-50/20040927 で言及してもらった沖縄版死亡広告の話。「しゃべりたがる私」(03.04.21)。今年の二月に父方の祖母が天寿を全うして亡くなったのだが、そのときに初めて私もこの死亡広告に遺族として名を連ねた。序列(?)は故人の孫の筆頭。私とコミでオットも「孫婿」として掲載されている。なぜ私が孫の筆頭なのかというと、喪主で故人の長男(私の父)の第一子だから、らしい。オットは思わぬところで「沖縄の2大メジャー紙」に名前が載って、こそばゆそうな顔をしていた。掲載の序列にはいろいろ細かい決まりがあるらしく、喪主である父は、ぎりぎりの時間までゲラを確認しながら「この人はこの人の前に持ってきて」「この人を載せるんならこの人も」などと、あれこれ気を遣いつつ、新聞社に指示を出していた。ちなみに、広告料は、琉球新報沖縄タイムス両紙それぞれ3/2段ずつで総額70万円ほどだったとか。けっこうな出費だと思うだろうが、通夜・告別式、合わせて1200人ほど参列したので、赤字にはならなかったらしい。沖縄の冠婚葬祭は規模がでかいんである。1200人ってあんた、いかりや長介より多いぞ。

しかし、毎日毎日全面見開き、多いときは3面、4面の死亡広告料が営業しなくても入ってくるんだから、沖縄の新聞社の経営はさぞかし楽だろうな。