10月23日の食卓
大好きなサイト「食べたものを淡々と記録するよ」http://tabetan.2log.net/のおおじろうさんが新潟の地震で被災したらしい。昨日、避難所と見られる場所からの食事の写真がアップされた。
10月23日、つまり地震の当日の昼ご飯は「炒飯とワンタンスープときんぴらごぼう」。彼女と同棲中というおおじろうさんの食卓には二人分の炒飯とスープときんぴらのお皿が仲良く並んでいる。「いただきます♪」という若い恋人同士の声が聞こえてきそうな、幸せな、平凡な日常のヒトコマ。
そして、23日の夕食。
暗い場所でフラッシュを使って撮影したと思われる食事は、ブドウパンとウィンナー(生)。
その日から献立は支離滅裂になる。ハムとカニカマとアクエリアス、配給されたと思われるおにぎりとお茶......。アップされた写真のそこここにに固い床と毛布が写っている。
脱線した新幹線を見たときより、土砂の中から奇跡的に救出された男の子を見たときより、余震におびえて人々が大声をあげる映像を見たときより、一番リアルに今回の地震の恐ろしさを感じた。被災した人々の悲しみ、切なさ、悔しさを想像して、涙が出そうになった。
おおじろうさんはじめ、今回被災した方々に、10月23日以前の、あの平凡な幸せな食卓が早く戻ってきますように。悲しみが早く癒されますように。