女優としてどうなのよ

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」に由来する「掌蹠膿疱症性骨関節炎」という珍しい病気で闘病していたという奈美悦子(→link)。

手足に、うみのようなものを伴う湿疹が出始めたのは昨年1月末。2月に入ると鎖骨の部分が痛み始め「ナイフを刺され、グリグリ回されるような激痛が背中、腰にまで走るようになった。このまま死ぬのではないかと思った」ほどという。

寝返りをするときも激痛が走り、枕元にタオルを置いてタオルをギリギリ噛みながら寝返りを打ったとか、呼吸をするのも痛かったとか、聞いているだけで苦しくなるような壮絶な闘病生活だったらしい。


今朝のワイドショーで主治医と一緒に記者会見をしていたが、主治医によると病気の原因は「非常にガンコな便秘」なんだそうである。


奈美悦子は「過去にも(便秘で)救急車で運ばれたこともあるし、海外ロケだとまず出ません」と言っていたが、うーーん、女優としてこのカミングアウトってどうなんでしょ? 最近は「あけすけオバハンキャラ」が定着しているとはいえ、この人、女優でしょ? 女優さん自ら私、便秘ですってあからさまに言っちゃっていいの? お通じが......とか、新陳代謝があまり活発じゃなくて......とか、他に言いようはなかったのだろうか。


以前彼女が乳首の矯正手術に失敗して、美容整形外科を訴えた記者会見を見て以来、私にとって奈美悦子とは「乳首のない人」になってしまった。芸能ネタに疎いオットでさえ、「奈美悦子」という名前は出てこなくても、「あ、この人乳首ないんでしょ?」と言う。それほど、あのときの「私の乳首返せ」会見はインパクトがあったのである。


そして、今回の「原因は便秘」発言。これから奈美悦子と言えば「乳首がなくて便秘の人」と思われてしまってもしょうがない。まあ、それでもいい、と思ってるからこその記者会見だったんだろうけど、もう女優としての仕事は考えていないんだろうなあ。同じ病気に苦しんでいる人々へ少しでも力になれれば......という気持ちはよくわかるが、イメージ的に何かを捨てているような気がしてならない。


まあ、元気になってよかった、よかった。女性のみなさん、便秘は恐いですよ。気をつけましょうね。食物繊維、食物繊維。