遊んでくれる?

普段は家で仕事をしているオットだが、週末は打ち合わせや会合など上京する用事が多く、留守がちである。先週も、先々週も週末は1人で過ごした。今週も、来週も1人の予定だ。


1人の週末には、映画でも観にいこうか、録り貯めていたビデオを見ようか、本棚の整理をしようか......と、いろいろ予定は立てるんだけど、結局何にもする気が起きなくて、だらだらネットサーフィンしたり、昼寝したりして無為に過ごすことになってしまう。


ほんとは、友達と誘い合わせてランチやお茶や買い物したいんだけど、「ねえねえ、今日ヒマ? つきあってくれない?」と軽い気持ちで誘って、「うん、いいよ、一緒に遊ぼう」と二つ返事でつきあってくれる友人が、実はあまりいない。週末になると、今まで気づかずにいられた「友達のいない私」を無理矢理確認させられるような気がして、とても憂鬱だ。


いや、声をかければ1人や2人は一緒に遊んでくれる友人・知人はいる。けど、実際に会ってくれても
「忙しいのに、電話で呼び出されたりしてめんどくせーな」
「断る理由もないから一応つきあってあげるけどさ」
「ていうか、とこりと遊んでもあんまり楽しくないし」
「そもそも、そんなに親しくないし」
なーんて思われているんじゃないかしら? 私、ウザがられているんじゃないかしら?
などなど、被害妄想っぽく考えてしまって、腰が引けてしまう。


オトナになると、友達とたった2時間お茶するにしても、何日も前に予定をすりあわせないといけないし、相手に負担を与えないように、そうそう頻繁に誘うわけにもいかない。時間を忘れて話し込む、なんてことも絶えてなくなったなあ。


「遊ばない?」「いいよ!」の二つ返事で集まって、その辺の野っぱらや、放課後の校庭や、お互いの家を訪ね合ったりして、時が経つのも忘れて夢中になっておしゃべりした、子どもの頃のような、友達づきあいってもうできないのかなあ。


誰かに会いたい、おしゃべりしたいけど、「私と会ってくれる?」と連絡をするのが、なんとなく苦痛だ。


他人がみんな自分より楽しそうに見える週末。1人の週末は嫌いだ。
うわ、なんか暗いな、今日の日記。