カウントダウン

あと1日

いよいよ明日開業のつくばエクスプレス。駅前広場のカウントダウンボードも「あと1日」になっている。華やかなイベントとは縁遠いつくばであるが、ここに来てようやく盛り上がってきた。


今日は開業プレイベントで、お笑いライブがあった。出演者は

の4組。おおっ! テレビで見たことある人たちばっかりだ〜。地味な地方都市としては破格の派手なキャスティングである。しかも会場は我が家から徒歩7分。これは見に行くしかないでしょう、ということで、うきうきと出かけるオットと私。私はともかく、オットよ、お前はそんなヒマあるのか。


会場に着いたら、いったいどこから湧いて出てきたんだというくらいのすごい人。「テレビに出ているゲーノー人」が来るというだけで、我々つくば市民にとってはそれはそれは大事件なのである。雨風強く最悪のコンディションの中、とにかくいつもここからを、波田陽区を、一目見ようというミーハーたちの熱気ではち切れんばかりだった。なんといってもタダである。


しかし、入退場をとりしきる警備員たちの金切り声がこだまするわ、スピーカーの音は割れてるわ、子ども連れの親が一斉に肩車し始めるわ、親を捜して泣きわめく迷子がうようよいるわで、肝心の舞台はほとんど見えず。前田健あややも、いつもこここからのスケッチブックも、ほとんどなんにも見えなかった。いつもここからの「かなしいとき〜」のネタは、あのスケッチブックなしだとホントに間抜けだった。彼らはこういう野外イベント向きの芸人じゃないなあ。しかし、許そう。タダだから。


シャカにいたっては、しゃべっている内容がひとことも聞き取れなかった。会場からも全然笑い声が聞こえてこなかったし。これは音響の不備のせい? それとも彼らのネタがさむいせい? まあ、いいか、タダだし。


トリは波田陽区。さすがに大人気である。会場のどよめき、歓声も桁違い。テレビの力は偉大だなあ。彼が登場したとたん、いままで警備に奔走していたガードマン達も、「どれどれどれ」という感じで見物開始。おいおい......
けど、一番楽しみにしていた彼のネタは、ほとんど全部テレビで見たことあるやつばっかりで超がっかりだ。あのネタ、オチがわかっていると、ほんとにショーもないんだよね。せっかくつくばに来たんだからご当地ネタでつくばを斬ってもらいたかった。でもしょうがないよ、タダだし。


まあ、雨に濡れながら苦労して見た割には、内容はつまんなかったけど、「テレビに出ているゲーノー人」が見られたというお得感だけで大満足。しかもタダ。


あとで気がついたのだが、もう一つの会場ではプリンセス・テンコーがスペシャルイリュージョンステージを演じていたらしい。くっそー! そっちに行っておくんだった。そして、ハリウッドスターとの結婚はいつになるのか、厳しく追求しておくんだった。タダだったのに! 


というわけで、明日はつくばエクスプレス開業ですよ、みなさん。つくば駅入り口付近の乗り鉄の行列もだいぶ長くなっていました。雨風強いけど頑張れ、鉄ちゃん。うちのオットもお昼の電車で出張に出かける予定。私も初日乗車しようかな。