花屋のテンション

こないだの土曜日。すごく天気がよかったので、愛チャリに乗って、どこへゆくともなくサイクリング。雑貨屋さんをのぞいたり、本屋で立ち読みしたり、紅茶専門店ハーブティーのリーフを買ったり。喉が渇いたので目についたカフェで文庫本を読みながらしばしティータイム。なんか、今日の私ってすっごくおしゃれよね? オリーブ少女の休日って感じじゃない? 1人で過ごす週末も悪くないなあ♪ とご機嫌になった私は、そうだ、花でも買って帰ろう! とお花屋さんに入った。


白いアリストロメリアを2本選んで、店員さんに水切りしてもらっている間、オリーブ少女気分さめやらぬ私は、
「今日はすごくいい天気で気持ちがいいわね。こういう天気の日には、お花買いたくなっちゃいますよね〜」
と、店員さんに話しかけた。

するとその店員は
「は?」
と聞き返す。
あら、聞こえなかったかしら?
「お花を買いたくなっちゃうようないいお天気ですね」
と、もう一度繰り返した。
するとの店員はにこりともせず
「はあ......」
と、シカトに近い極めて冷たいリアクション。


――なんか、口聞いて損したような気がした。


そりゃあさ、いい歳して、ヘラヘラ浮かれて店員に話しかけちゃう私も相当お調子モンだけどさ、商売人なんだから、もうちょっと気の利いた受け答えがあるでしょうが。
「そうですね、いいお天気ですね」とか「気持ちが明るくなりますよね」とかさ! 「こういうお天気の時にはこのトルコキキョウなんかも合いますよ」なんてすすめてくれれば、もっと違う種類の花を買い足したかもしれないのにさ!


まあ、単に店員さんが私が期待したとおりのリアクションをしてくれなかったからいちゃもんつけてるだけかもしれないけど、場所が花屋だっただけに、私の失望は大きかったのだ。なーんかさあ、せっかくいい天気で花でも買おうかっていう気分になったのに、一気にテンション下がっちゃったよ〜


だいたい花屋っていうのは、花だけを売ってるところじゃないでしょう。花といっしょに「華やぎ」とかほんわかした優しさみたいなものもいっしょにパッケージしてくれるところじゃなかったの?


花屋さん、もうちょっと自分の仕事、大切にしようよ。せっかく気分のいい休日だったのに、オリーブ少女、がっかりよ。( ´・ω・`) ショボーン