私はいまだに○○を使っています

昨日は「iPod欲しい!!」という日記を書いたワタクシですが、昨年の家計のあまりの予算オーバーっぷりに頭がクラクラしていたのをすっかり忘れていたのです。いかん、いかんよ。このままではいかん。物欲と食欲の赴くままに買い物したり外食したりしていたのですが、我が家の家族規模でこの生活態度はいくらなんでもよくない。年金制度もあてにならんし、オットは自営業だし、いまからしっかり老後の計画を立てておかなければ年寄りになったときだれも面倒見てくれなくなってしまう。人間、最後にたよりになるのは金ですからね! 


というわけで、今年の目標は「ザ★シンプルライフ」に決定。「消費は美徳」の時代はもう終わったのです。いまや「モッタイナイ」が世界のトレンド。自分をしっかり見つめ直して、今、自分にほんとーに必要なのは何か、必要でないのは何かをしっかり見極めること。これが今年のワタクシのテーマですね。


とはいうものの、最新機能・グッドデザイン・最新流行モノはやはり魅力的。特に趣味も特技もない私のようなダメ人間にとっては、外食と買い物が最大のレジャーになってしまいます。ややもすると、やれ多機能家電だのユニクロだのCDだのDVDだのをふらふら買いまくってしまう。そんな弱い自分にカツを入れるために、こんな企画を立ててみました。


「新しいばかりが能じゃない! 私はいまだに○○を使っています」

まず最初にご紹介したいのがこれ。

アルフィー
熱狂的なアルフィーファンだった私の青春時代。この鏡はアルフィーの’92のライブツアー「communication」で販売されていたグッズのひとつ。形がアルフィーのAの形になっています。主に鼻毛抜いたり眉毛抜いたり口紅ぬったりするときに使います。使用頻度はかなり高い方。たまに友人に「この鏡なあに?」と聞かれたりすると恥ずかしいのですが、青春の甘酸っぱい思い出の品、手放せません。



アルフィーバッグ
同じくアルフィーグッズ。’88のライブツアー「TIME & TIDE」で販売されていたセカンドバッグです。かなり愛用していて確かOLになってからも小物入れとして使っていました。結婚して引っ越すことになっても捨てられず、現在は保険証や診察券を入れています。まだまだ使う予定。



大学時代に買った消しゴム
大学の生協で買った消しゴムです。あれから17年たつのにまだ使っています。書き物はシャープペンからすぐにボールペンにかわり、そのうちにワープロ一本槍になってしまったので消しゴムの出番ってほとんどなくなってしまったんですよね。とはいうものの、学生時代に消しゴム一個も消費しきれなかった私......全然勉強してなかったのがバレバレ。でもまだまだ使えるので持っています。



オットのドライヤー
高校時代から使っているそうです。排気口の所に白い埃がびっちりつまっていて、ぎゃんぎゃん音ばっかりうるさい割にパワーはイマイチ。使っている最中に「ひゅるるるん」と情けない音を出してストップすること多数。毎日使うものなんだし、そんなのいくらもしないんだからいい加減買い換えれば?? と何度も言うのですが、「まだ使える」とガンコに使い続けています。そのうち火を噴いてツルっぱげになっても知らないぞ。


そしてきわめつけがこれ。



義父のハミガキコップ
夭折した弟さんの形見だそうで、なんと戦前から使っているそうです。ホウロウ引きで丈夫な品なのですがなにせ70年近い年代物。あちこちさびてホウロウもはげ落ちています。それでも義父はその生涯を通してこのコップを毎朝毎朝大事に使っているのです。弟さんへの思い出と「もったいない精神」がみっちり詰まったコップですね。見習わなければ。


そのほかにも20年ものの掃除機とか、初めて一人暮らししたときに買った食器類とか、いろいろあるなあ。考えてみるとどんなに不便でださくて時代遅れでも、捨てずに大切に使っているモノというのはどれもこれも何かしらの思い出がつまっているものなのですね。気の向くままにあれこれ買っては捨て買っては捨て、というのではなく、モノを選ぶときは本当に好きなもの、必要なものを吟味して、思い出を共有するくらいとことんまで使い込むことが、物欲をセーブする早道なのかもしれない。


みなさんにも「私はいまだに○○を使っているもの」っていろいろあるんじゃないでしょうか? 家電・日用雑貨・洋服・食器......なにかありましたら教えてください。