聞いてくれオットの武勇伝

友人宅でのホームパーティーにてオットの武勇伝を披露したらけっこう受けたので、こちらでもご紹介いたします。


聞きたいかオットの武勇伝 武勇伝 武勇伝デンデデンデデン レッツゴー

武勇伝パート1

二人で車に乗っていて、オットがのど飴を取り出したので「あ、私もちょうだい」と一粒もらいました。
5分後、「もう一粒ちょうだい」とねだると
「はあ?? もう一粒って、とこり、もう飴食べちゃったの??? 早すぎるよ! ちょっと口あけてごらん」
と言います。なに疑ってるのよーほんとにもう食べちゃったんだってば!と、あーんと口を開けて飴玉がきれいになくなっているのを確認させます。
「なんでこんなに差が出るかなあ〜。ボクの飴はまだこんなにあるよ」
と今度はオットが口をあーんと開けて見せてくれました。見ると彼の飴玉はまだ3割くらいしか溶けておらず、きれいに形を保ったまま舌の上に鎮座しています。
「だいたいさー、とこりの飴のなめかたって無駄が多いんだよな」
「飴玉のなめ方に無駄も節約もないでしょう?」
「ちがーう! いいか、よく見てみて。ボクはね、舌の付け根の方に飴を固定しておくんだ。そして必要以上に口の中を動かさずに自然と出てくる唾液の力のみでじわじわ溶かしていくんだよ。そうすれば、のど飴の有効成分がじんわりのどに行き届くし、飴の保ちもいい。とこりのなめ方を見てると、口の中に飴を入れてすぐぐるぐるグラインドさせているでしょ。無駄な動きが多いんだよ。それに、飴が小さくなったらすぐガリガリかみ砕いているし。ボクなんか、つくば駅で口に入れた飴が終点の秋葉原まであるんだよ。これからはとこりもちゃんと考えてなめないとダメだよ。ボクを見習うように


やっぱり とこりのおっとは かっこいいなあ。あめだまひとつなめるのも ちゃんとかんがえてるんだあ。けいかくせいのあるオットをもてて しあわせだなあ。(棒読み)


つくば駅からアキバまで 飴一粒で保つ男
舌先三寸でのど飴ホールド すごいタロちゃん、かっこいいー! 
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武勇伝パート2

「今日の夕ご飯は生協のネギトロ丼でいいかしら?」
「お、ネギトロ丼か、いいねえ」
「よし、じゃあ、このレトルトを流水解凍して......」
「な、なに? 流水解凍? じゃあいい、じゃあやめとく。なにか他の作ってよ」
「は? なんで?」
「てゆうかさ、流水解凍ってあれでしょ? 水道水をちょろちょろ流しっぱなしにして冷凍食品を解凍するんでしょ?」
「そうだよ」
「どれくらいの時間がかかるの?」
「このネギトロ丼の袋には『夏場は流水解凍で7分』って書いてあるなあ」
「7分! 7分も水を流しっぱなしにしておくの? 電子レンジ使うとか常温に置いて解凍するっていうんじゃダメなの?」
「ダメよ。常温解凍だと鮮度が落ちるし、電子レンジだと解凍ムラがでるからね。流水解凍が一定の温度を保ったままきれいに解凍できる一番いい方法なのよ」
「でもでもでも、解凍するまでずーっと水道水は流れっぱなしなんでしょ? 」
「そうだよ。『流水』解凍なんだから」
「ああ、あのちょろちょろちょろっていう水音がダメなんだよ。風呂水をためるときと違って流水解凍の時の水はそのまま流れっぱなしでしょ? ダメだ、命が縮まる......」
「ほんの10分足らずだもん」
「10分間のあいだ水道メーターは空回りなんだよ。ああああ、ダメだ心臓バクバクしてきた......。そうだ、デパートのインテリア雑貨のコーナーに電動モーターで動くししおどしがあるじゃん?

↑こういうの
あそこにこのネギトロ丼の袋持って行ってさ、そこで解凍させてもらおうよ。そこならモーターで水が循環しているだけだから無駄にならないし我が家の水道代にも響かないよ。うん、オレってアタマいい〜」


デパートで流水解凍する男、タロちゃん、やっぱりかっこいいー♪
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そうか、オットは流水音で命が縮まるのか。ならば、これからオットに高額の保険金をかけて毎晩彼が寝入ってから「音姫」を耳元で聞かせ続けてるいうのもまた一興かも。わはは。