「炎上」の快感

乙武君のblogが炎上中

私はミーハーな皇室ウォッチャーの一人にすぎませんがね。


どうして今回の乙武君の発言が攻撃の対象になるのか全然わかりません。この程度の疑問を表明するだけで、ある種の人々は敵意にスイッチが入ってしまうのか。


だって、ここ数日のメディアの報道を見てたら、さすがにミーハーな私でも「男、男、男ってさあ! じゃあ女の子だったらどうだったのよ?」って、思いましたよ。そう思いませんか? 思わないまでも、そう思う人がいたっておかしくないでしょう。


ここでも書いたけど、「blog炎上」という現象は「こいつは叩いてOKだぜ!」と誰かがのろしを上げて始まる集団リンチだと思う。醜いよ、ほんとに。そこには批判や問題提起や議論の芽などどこにもない。ただ、自分に内在している不満や差別意識やストレスを手っ取り早く解消するためのツールのひとつにすぎない。こんなの「言論」じゃないよ。炎上させている彼らの心の奥にあるのは「怒り」じゃなくて「快感」だ。


だって、読んでごらんよ、彼のコメント欄を。あそこに並んだ言葉のどこに「怒り」がある? ずいぶん楽しそうじゃない? 絶対安全地帯から彼を、とりわけ「身体障害者」である彼を思う存分ののしれる快感に浸りきっていて。


......なーんてこと書くと、私のようなショボいblogでも「炎上」しちゃうんだろうか。