来年へむけての野望

今日の晩ご飯はカレーライスでした。
美味しくできたので記念にぱちり。


おや? いつもの写真と違って、画像がくっきり鮮明で奥行きがあるぞ? カレーの質感や匂いまで伝わってくるようじゃないかい? 何気ない夕食の光景が実に美しく演出されているぞ。これはもはや芸術品! ......

なーんてこと思ったあなた!
そうです、これは買ったばかりのデジタル一眼レフカメラ「Nikon D50」で撮ったのさ。
むふふ〜。ついにワタクシ、「デジイチデビュー」しましたのよ。


「やっぱいいわ、ニコン」とキムタクも言っていますが、いやあ、やっぱ一眼レフっていいですね。いじりがいがあります。
かつて、初心者向けカメラ雑誌のフォトコンテストで「佳作受賞」という華々しい過去があるにもかかわらず、芸術と生活の両立に悩み、しばらく封印せざるを得なかったワタクシのカメラマン魂に久しぶりに火がつきましてよ。
つくばのマーガレット・バーク・ホワイトとは私のことよっ。


新しいカメラ(中古カメラ屋さんで買ったので厳密には「新しいカメラ」ではないけど)がうれしくてうれしくて、手当たり次第にいろんなもの撮っています。


これは今日の朝ご飯

どうよ? このスコーンの割れ目のとこ、さっくりふんわりとした質感が見事に描写されているでしょ?でしょ?


リビングに飾ってある造花

おおっ、これぞ一眼レフの醍醐味の「背景ボケ」!
空間から浮き上がってくるような立体感とそこはかとなく漂う情緒!!
まるでロバート・メープルソープみたいじゃないですかっ!

そしてこれはカメラのレンズキャップ

この、無造作に置かれたキャップのたたずまいを「あえて」切り取ることによって、私がこれから歩み始める写真芸術家としての覚悟を象徴しているのです。


新しい相棒を手に入れた私。これからはこのD50と一蓮托生。カメラは私、私はカメラ。人生は写真だ。アートだ。もう安易にシャッターは切らないわよ。庭に咲く花とか、作った料理とか、家族とか、ペットとか、観光地とか、そんなぬるい写真は、私の目指すところじゃないのよ。もっとこう、魂を揺さぶられるような、画像の向こうに物語が浮かんでくるような、音楽が聞こえてくるような、そんなイメージを記録し続けたいと思っている私です。


ということで、アーティストしての第一歩を記念するにふさわしいバイブルを買ってきました。


この本の一字一句を心に刻んで、歴史に名を残す写真芸術家になるわ。それが来年以降の私の野望。セルフヘアヌードだって撮ってやるう〜〜。