ふたりで「バカ」ンス

最近山歩きにこり始めたオット、出張の合間に全国各地の低山ハイキングを楽しんでいたが、そのうちもっと山を知りたいと「森林インストラクター」の資格をとろうと勉強をはじめた。今日から一週間、資格取得のための研修があるとかで、このクソ暑い中東京の会場まで通うらしい。


ほんとうにこの人は「ぼーっとする」とか「ダラダラと過ごす」とか「のんびりする」ということを知らない。
ちょっとでも空いた時間があると、何かを調べたり勉強したり準備したり計画したりしている。勤勉というか貧乏性というか。


私なんぞは「ぼーっとする」「ダラダラと過ごす」「のんびりする」の合間合間に家事やバイトのルーティンワークをこなしているような状態なので、オットの理性的な生活態度にはひたすら感服するのみ。勤勉なパートナーがついているおかげで、放っておくと果てしなく怠惰に怠惰に流れてしまうであろう私でもかろうじてまっとうな社会生活を送れているのだから、感謝しなければならない。


でも、あまりにもオットが勤勉な分、自分のグーダラっぷりをイヤでも意識してしまい、「私ってばほんとに人生の無駄遣いしてるよなあ......」と、ちょっとひけめを感じたりもする。


たまには、どこか海辺のリゾートにでも出かけて、日がな一日昼寝したりお酒飲んだり映画観たりマンガや雑誌(本じゃなくて。オットはすぐ「今の自分に必要な書籍」を読もうとするから)をぱらぱらめくったりして過ごして、起きたいときに起きて眠いときに寝る、というような「アタマ空っぽな休日」を過ごしてみたいものです。「そんなのイヤだよ。とこり一人でやれよ」と言われそうだけど。私一人でやっていると、ますますバカに拍車がかかりそうだもの。二人で一緒に「バカ」ンスしようよ〜。