年の差カップル

体重計を買い替えた。これまで使っていたのは8年選手。毎日毎日私のホーマンな肉体を載せ続け、高レベル体脂肪を記録し続け、よくぞ耐えてくれました。ご苦労さん。私としては、このまま「体重計のない生活」っていうのも精神衛生的には健康なんじゃないかと思っていたんだけど、記録魔であるところのオットは、自分の体重の増減を毎日毎日きっちり手帳にメモっている。完璧主義なので、連続している記録に少しでもブランクができると気持ちが悪いんだそうで、年末年始の暴飲暴食シーズンの前に石丸電器つくば店に行ってきて、これ買ってきた。先代と同じくタニタ製である。やっぱりハカリはタニタよ。私のお料理用のデジタルスケールもタニタだもんね。


先代の機種は、体重と体脂肪率基礎代謝量と肥満度が表示されるタイプで、買った当初は「すげー! ハイテク〜!」とびっくりしたもんだけど、後継にあたるこの機種はさらにスケールアップしているよ。ハカリだけに。


体重・体脂肪率はもちろんのこと、内臓脂肪レベル、筋肉量、推定骨量、基礎代謝量、体内年齢、体水分量が測定できるらしい。体重・体脂肪率まではなんとなく原理はわかるけど、その他の数値はなにをどう意味するのかぶっちゃけ、全然わからないよ。一度体重計に載ると、これらすべての測定項目が次々と表示され、すべての表示が終わるまで10秒くらいかかる。まどろっこしいことこの上ない。高機能すぎてありがた迷惑である。


けれど、記録魔のオットはあれこれ細かく数値が出るのを楽しんでいるみたいで、「どうせならUSBスティックが差し込めて、エクセルと連携していればいいのに」とか言っている。そして今朝、「いやー、すごいよ、この体内年齢見てみ?」とうれしそうに報告してた。
誇らしげに見せてくれたオットの体内年齢はこれ。


20歳って......。それ、体内年齢じゃなくて、脳内年齢の間違いじゃないの?
体内年齢って今まで気にしてなかったけど、私の場合は何歳なんだろう。

う......。
私は38歳なので、実年齢から7歳老けている。ま、これまでの生活態度からすると当然の結果なんだけど、オットの20歳という数値はちょっと驚きである。私に隠れて怪しいクスリでもやってるんじゃないか。


オットはすっかり勝ち誇って「20歳と45歳か。まるで親子だね! 母ちゃん!」とご満悦である。


いいのよ、愛があれば年の差なんて。このまま行けば、私の老後は体内年齢的にはずーっと若いあんたに介護してもらうんだから。年の差カップル、行き着く先は「福祉」だもんね。