甘い朝食

朝からマフィン

目が覚めてから、昨夜、朝食用のお米をといでおくのを忘れてしまったことに気づき、慌てる。ちょうど液状化一歩手前というくらいにじゅくじゅくに熟したバナナが一本残っていたのを思い出し、「あ、あれでマフィンを作ろう!」と思い立つ。外国小説なんかを読んでいると、よく「朝は焼きたてのマフィンとコーヒーで......」なんて描写が出てくるじゃない? あれよ、あれ。マフィンならフードプロセッサー使えば焼成時間も入れて40分もあれば出来てしまう。材料は全部揃っている。そうだそうだ、今日の朝ご飯はマフィンにしよう。んまあ、おしゃれ。アメリカーン あーんど ヨーロピアーン。私、眼青くなってない? 金髪になっていない?

荒くつぶしたバナナ、小麦粉、バター、卵、牛乳、砂糖、BP、BSなどの材料を順番にフードプロセッサーで混ぜ込んでいって、180度のオーブンで25分、後かたづけも含めて小一時間、オットと義父が起き出してくる頃にちょうど焼き上がった7個のマフィン。スバラシイ!

できあがったマフィンを一人2個ずつお皿に盛って、冷たい麦茶と(ホントは淹れたてのコーヒーのほうがよりおしゃれなんだけど)一緒に出したら、「え? マフィン? これだけ?」「なんかピンと来ないなあ」と評価は芳しくない。ふん、なによ〜、朝から汗をかきかき一生懸命作ったのに。朝からオーブン料理するなんてすごいことなのよ。ったく、おしゃれエッセンスがわかんないヤツよね! とぷりぷりしながら2個食べたら胸焼けした。うえ〜。朝からマフィンは欧米人仕様かもしれない。おやつに食べる分にはおいしいんだけど。やっぱり朝はご飯と干物とみそ汁ね......


参考レシピ/「いつでもマフィン」ASIN:4579205723