いわゆるカフェめしというヤツ

最近はどこもかしこもカフェだらけで、店内が薄暗くて、UCCやアートコーヒーの看板が立っている、「喫茶店」という形態の店はもう流行らないらしい。こないだ行った神戸なんか、カフェブーム発祥の地というだけあって、10歩歩くごとにカフェがある、ってかんじだった。

ここ、つくばも同様。オープンテラスとモダンな家具、凝った雑貨が自慢のカフェが街のあちこちにできている。今日の昼食も、チャリで15分のところにある新しいカフェへ。私が頼んだのは「インドネシア風鶏のサテー丼(¥700)」オットは「西洋カボチャのクリームパスタセット(¥900)」。

出てきたのは、ナス・オクラ・パプリカ・タマネギ・鶏肉をココナッツクリームとナンプラーベースのソースで煮込んで、五穀米の上にかけたもの。オットは、カボチャのポタージュ風のソースにパプリカと素揚げにしたカボチャがトッピングされているパスタ。

いいんだけどね、いいんだけど、私はいわゆる「カフェめし」ってどうも好きになれないなあ。確かに盛りつけも器もしゃれているものが多いし、味もエスニック風だったり、和洋折衷だったりと、目新しくて好奇心をそそられるモノばかり。だからメニューを選んでいるときは楽しいんだけど、食べ終わった後の満足度ってあまり高くないんだなあ。どれもこれも「アイディア一発」って感じで、味がイマイチ決まっていないモノが多い。値段の割に量も少ないしさ。

思うに、カフェめしが得意とするところの創作和風料理とかエスニックとか無国籍風の料理って、味の良し悪しの判断基準が甘くなるんじゃないかと。これが、「肉じゃが定食」とか「エビフライ定食」だったら、「うまい」「まずい」って誰でも判断できるけど、食べ慣れない料理だと、「これはこーゆーモノなんだろうなあ。いいよね、なんかおしゃれだし〜」と、点数が甘くなっちゃうんじゃないかな。

つまり、なにが言いたいのかというと、今日食べたカフェめしよりは、松屋豚キムチ丼の方が数倍良かった、ということです。まあ、料金の半分は雰囲気料ってことで。