愛しのマイホーム

マンション購入時にオーダーした某収納家具メーカーの「ご購入後のご意見・ご感想」として、収納家具を配置したリビング・キッチン・書斎の写真を撮影し、送付した。


写真に撮るんですもの、おめかししなきゃね♪ と、整理整頓魔のオットの手により、普段はがさつ大魔王の私の管理下でごちゃごちゃととっちらかっている我が家のリビング・書斎・キッチンが見違えるほどキレイにオシャレにヘンシーン。うれしいので皆さんにお見せしちゃいます♪

リビング(約11畳)


セミオーダータイプの収納家具(AVラックとリビングボード)の色と、フローリングの色がちょうど同系色だったのでまるで作りつけのようにまとまり、部屋全体に統一感が出た。これはうれしかった。ダイニングセットと揺り椅子はinnovatorで統一。ダイニングテーブルはtrip table、チェアはflex。揺り椅子は廃盤になったらしい。小柄でシンプルなデザインなので威圧感がない。窓辺に置いてある揺り椅子は義父の指定席である。壁に掛かっている絵は名嘉睦稔


このマンションは天井高が2.6Mと高いのが特徴。天井が高いと開放感があって実際より広く見えるのがうれしい。リビングボードの中は全部私のCD・DVD・書籍。半年ごとに棚卸しして、ここに入りきらなくなったらブックオフに売るようにしている。ちょっと油断すると本やCD、雑誌はどんどん増殖するからね。根がザッパーな私は、CDも本もDVDも「出したら元に戻す」という整理整頓の基本をものすごく律儀に守らないんだけど、いい加減雑然としてきたな〜という頃にはオットが厳しく点検して並べ直してくれる。持つべきものは潔癖性のオット、そして「どうして出したら元に戻さないの?」という冷たい視線を屁とも思わない屈強な精神力である。

キッチン


食器棚置き場の奥行きが38㎝しかなく、既製品の食器棚ではぴったりのサイズがなかなかなかったので、おなじメーカーにオーダーした。壁紙の色と同じホワイトで発注。天井に届くほど高くプランニングしてもらったので浅い奥行きのワリには収納力はあるほうだけど、やはり、このキッチンは手狭。もう一回り大きなオーブンレンジが欲しいんだけどこのスペースだと多分無理。キッチンはこの家での最大の不満点。何冊か置いてある本は栗原はるみの「ごちそうさまが聞きたくて」シリーズと、基本的なお菓子レシピ。お菓子のレシピでは「焼くだけのお菓子」ISBN:4938508230 が一番使い込んだ本かな。

オットの仕事場兼書斎(約6畳)


長年の夢と憧れが炸裂したオットの城。デスクライトはArtemideのTOLOMEO、椅子はwilkhahn社Modus。書棚とデスクはリビング・キッチンと同じく某家具メーカーのセミオーダーにした。贅沢である、分不相応である、あんたナニサマである。


しかしまあ、無理もない。粗大ゴミ置き場から拾ってきた椅子と親戚のお下がりの勉強机で30歳まで過ごしたオットの夢は、広くて大きなデスクに機能的な椅子、少数精鋭のデザイン文具・小物をイイ感じに並べたかっちょいい書斎を手に入れることだった。長い間、彼の脳内には雑誌「Pen」的妄想が渦巻いていたのである。かっちょいいデスクと椅子、そしてイイ感じのBGM。これさえあれば仕事バリバリ全開、堀江も三木谷もメじゃないぜ、オレはやるぜ! と張り切りまくっているのである。ちなみに、このModusチェア、座面の色が12色くらいあって、その中の一色を選ぶのに、オットは頭が禿げるほど悩み、あまりに悩みすぎてトイレで吐いていた(←マジ)。


それにしても、いつもどんなときもジャンルごとに区分された書類・書籍・CD類を1㎜の狂いもなく整然と並べているこの書棚*1を見るにつけ、我がオットながら「こいつ、ファシストじゃねえの?」と思ってしまう私である。目に見えるところに並べているCDはクラシックやジャズばかりだが、足もとの「隠す収納」にはオットが愛してやまないさだまさしモー娘。槇原敬之が大切にしまわれているのだ。気取った椅子に座って気取った書斎でヤンエグぶっていても、所詮あんたのルーツはさだまさしですから! 残念!!


70平米しかないコンパクト3LDKだけど、こうやって写真で見るとそれなりに広く見えるから不思議。とにかくモノを増やさないこと、部屋で使う色の数をできるだけ減らすこと、隠す収納に徹することが部屋を広く見せるコツらしい。しかし、この間取りだと、3人家族で精一杯だな。これ以上モノが増えたり、家族が増えるとかなりキツイと思われ。


というわけで、マイホーム購入一年目。未だ見せびらかしモード全開の我が家のお披露目写真でした。まだまだ舞い上がっているんだなと笑って見過ごしてやってくださいな。ビバ!ウサギ小屋!

*1:デスクと反対側の壁にもう一つ書棚があり、こちらには仕事とは関係のない単行本・文庫本・文学全集(いずれもかなり左寄り(笑)などを収納している