賃上げ闘争その後

こちらで書いた賃上げ闘争、その後の進捗状況をご報告致します。


この時期、試験勉強、卒論・修論の提出、発表、まとめ作業に追われていたバイトの学生たち。2月の最初の週あたりで、彼らの学業はピークを過ぎたようで、「やっと終わりましたよお! ホッとした!」「ああ、疲れた」「これでぐっすり眠れる」「長かったあ〜」と、安堵の表情を浮かべて報告にやってくる子が多くなりました。


そして、「教習所通うんで稼がなきゃ」「卒業旅行資金が足りないんですう」「来週からゼミのみんなでスキーに行くんだ」と、厨房に貼られているシフト表に続々とシフトを書き入れていきます。


試験も論文も終わったんで、あとは思う存分遊ぶだけ。特に4年生や院生にとっては最後の長期休暇になるかもしれないのです。遊びの計画にも気合いが入ります。なにはなくとも、まずは資金作り。先週まで私1人でヒイヒイ言いながら走り回っていたランチタイムのシフトがあっという間に埋まっていきました。


というわけで、状況は一変。昨日も今日も、ランチタイムのホールは、私と学生バイトの2人、万全の構えです。いつでも来い、どこからでも来い、テーブル3回転くらいさせちゃうぞ!


......と意気込んではみたものの、従業員は増えても客足はイマイチ鈍い。2人だともてあましちゃうんだけど、1人だと細かいところまでは行き届かない、ビミョーな混み具合です。特に近隣のオフィスのランチタイムが終わった1時過ぎには、テーブルに着いているのは、開店と同時にやってきてずーっと居座ってるツクバネーゼマダームご一行様のみという、いささか寂しい状況。ま、平日だし、ニッパチだし、仕方ないよね。


というわけで、ホールは学生バイトに任せ、私は厨房に引っ込んでワイングラスやナイフ・フォークをキュッキュッと磨きながら、1人であたふた働くのも大変だけど、妙にヒマなのもまた別の意味で疲れるのよねえ......などと思っていたら、オーナーが

「とこりさん、今日はヒマですね」

と声をかけてきます。

「そうですね。どうしちゃったんでしょうね?」

「ヒマだとかえって疲れるでしょう?」

「あはは〜。こないだまでバタバタしてたんですけどね」

「この時期、一時過ぎのホールはやっぱり1人で十分かもしれないですね」


お! この話の流れ、なんかよくない? 「ランチタイムは私1人でがんばりますから、だからもう少し時給に色つけてくださるとありがたいんですけど」って、今なら、今なら、ナチュラルに言える、チャンスよ、 チャンス!! と、タイミングを計っていた、その時。

「今日はヒマですから、とこりさん、早めにあがっちゃっていいですよ。あとは○○○ちゃん(学生バイト)に任せますから」


ガ━━(゜Д゜;)━━━ン


超過労働の次はプチリストラですよ、奥さんっ!


それにそれに! ○○○ちゃんを残して私を早退させるってどういう意味??? ○○○ちゃんに稼がせてやりたいの? ○○○ちゃんが、舌っ足らずで、笑い声がかわいくて、色が白くて、涙目で、けっこう巨乳だから?? まだ22歳だから?????
・゜・(ノд`)・゜・


結局、私って単なる「都合のいい女」なのかもしれないわね。尽くせるだけ尽くしても、結局報われないのよ。愛されないのよ。窓に西日の当たる部屋はいつもあなたのにおいがするわ。うじうじうじ......。


でもまあ、早く帰れるのはうれしいんで、とっとと帰って来ちゃったんだけどさあ。←節操のない奴


ちなみに今日はお給料日でした。今月は64000円ちょいありました。アッタマ来たんで、週末は牛角でやけ食いしたる〜〜〜!!!