カレーの意図

夏だし! 暑いし! やっぱカレーでしょ!
と、豚バラブロックを買ってきて、12インチダッチオーブンでことことポークカレーを煮込む。
しかし、私は、おやつにベアードパパのでっかいシュークリームを2個も食べてしまったので、軽く胸焼けを起こしてしまい、いつもならワクワクするカレーの仕込みも、なんとなく気が乗らず、味見・調理もテキトーにしてしまった。カレーだもん。目をつぶって作っても一定のクオリティは維持できる料理だ。


できあがりは、「あれ〜ちょっと水っぽいかな?」という仕上がり。どうやら水を入れすぎたようだ。でもホラ、最近スープカレーっつーのが流行っているらしいし、とろりんカレーよりさらさらカレーの方が夏らしくていいわよね......と、さほど修正もせず、そのまま出し、
「どうよ? 今日のカレーは?」
と、オットに感想を求めたら
「うーん......意図するところがわからない
と言われた。なんだそれ。要するに、不味いってことよね。


主婦歴8年、カレーで失敗しちゃったよ。とほほ〜。


カレーの失敗といえば思い出すのがこれ↓。3年前の日記です。

さっき、カレー作っていたんです、カレー。
今日はいつもよりゴージャスなカレーにしようと牛肉を奮発、カレー粉もいつもの固形ルーじゃなくてフレーク状になっている本格派っぽいモノ使って。

 
戸棚の奥で眠っていた飲み残しの赤ワインをどぼぼぼぼ……。リンゴをすりおろして、チャッツネもいれて、クローブナツメグ、カルダモン、目に付いたスパイスを手当たり次第に混ぜ込みます。

 
スープキューブを2つ入れて、とろ火で20分ほど。次第にぐつぐつ煮えてきて、部屋中にワインとスパイスのいい匂いが漂ってきました。お肉の味見をしてみたら、ちょうどええ感じに柔らかくなっていて、ジャガイモやにんじんにも赤ワインと肉のエキスでこくのある味に煮上がっています。
 
(・∀・)イイ! 今日のカレーはうまいぞ〜。 
 
いよいよカレー粉投入。
その前に、煮詰り気味で水分が飛んでいたのでちょびっとお水を足すことにしました。
そばにあったやかんのお湯をお鍋にじょぼじょぼじょぼとそそぎ入れたら……
 
 
おーまいがーーっっ!!

 
 
やかんに入っていたのは水ではなかったのです。
それは私がダイエット中の水分補給のために煮出しておいた
 
 
 
 
ドクダミ健康茶だったのでした……
 
 
 
 
鍋の中でドクダミ風味に煮えている肉よ、野菜よ、スパイスよ。ああ、我、汝らを如何せん。しくしくしく......。

2002.6.25「しゃべりたがる私」より