世代を超えた萌え

昨日我が家に遊びに来たメロペンさんと愛児・あやちゃん。


よちよち歩きを始めたばかりのあやちゃんは、ヨソの家が珍しいのか、入って来るなりすべての部屋を探検。好奇心いっぱいであちこち駆け回っていた。真珠のような肌にキラキラした瞳。微かにミルクの香りがするふわふわの髪の毛。思わずかぶりつきたくなるようなほっぺや手のひらのくぼみ。いくら見ても見飽きない。いやーん、かわいいなあ。かわいすぎて......憎い! ジェラシーメラメラ!!


くっそー、若いと思っていい気になってるんじゃないわよ! 私だって、あなたくらいの頃には、こんなに目の下にクマもなかったし、口元に皺もなかったし、白髪もなかったんだから! あなただってあと35年も経てば立派なオバサンなんだから! うっ、35年か......長いなあ......ずいぶん先だなあ......。


さて、そのあやちゃん。私とメロペンさんがおしゃべりに花を咲かせているうちに、さすがに退屈してきたのか、少々むずかりだした。
「しまった〜、今日はこの子のお気に入りのおもちゃ置いて来ちゃったんだ。いつもはおもちゃや好きなDVDを見ていればすぐご機嫌なおるのに」
と母・メロペンさん。


しかし、うちにはあやちゃんが喜びそうなおもちゃやDVDなどどこにもないんだよなあ。そりゃ退屈しちゃうよなあ。なにせ我が家の平均年齢は52.67歳*1である......いや、待てよ、アレがあるじゃないか、アレが。アレならあやちゃんも気に入るかも?


とオット秘蔵のDVD引っ張り出してきてプレイヤーで再生してみた。
すると、あら不思議。あやちゃん、画面に釘付けで微動だにしない。すっかり心奪われた様子。一回再生が終わると、「もっと、もっと」というように目で訴える。結局この日は20回くらいこのDVDをリピートし続け、あやちゃんは終始ご機嫌だったのである。このDVD、彼女のツボにどっぱまりのようだ。



釘付けのあやちゃん


オットの秘蔵品がこんなところで役立つなんて。オットと一歳児、まさに世代を超えた萌えである。


ちなみにこのときあやちゃんのハートを奪ったオット所有のDVDはこれでした。


ミニモニ。ジャンケンぴょん! [DVD]


しかし、この曲が流行った頃、あやちゃんはまだ生まれてもいないのよね。ミニモニ。さえも知らない世代――。くらくらっ、ああ、めまいが......

*1:私35歳 オット33歳 義父90歳