身を削ってます

先日の旅行の疲れからか、首の周りから背中・腰にいたるまでかっちんこっちんに凝りまくって頭痛がしてきたので、たまらず近所のクイックマッサージに駆け込んだ。


私はマッサージ依存症である。
1人で東京に映画を見に行ったりして、中途半端に時間が空いたりすると、すぐ「クイックマッサージ」の看板を探してしまう。渋谷・新宿・有楽町あたりのクイックマッサージの店ならだいたいの場所は把握している。とにかくマッサージ大好き。一ヶ月もマッサージから遠ざかると、体中ががたぴし言いはじめ、「マッサージ、マッサージ!!」とSOSサイレンが鳴り出すのだ。


そして、どこの店に行っても、担当者は私の肩をひと揉みして
「うわ、なんですか、この固さは! ガッチガチじゃないですか!」
とびっくりするのである。
「お客さん、凝ってますねえ」というのは、この手の店の決まり文句だと思っていたのだけど、私の場合はお愛想ではなくマジのようで、百戦錬磨のプロもびっくりの深刻な肩こり体質のようだ。


今日行った店の担当者には
「すごいですね、これ。こんなに凝っている人を揉むのは初めてですよ」と言われた。ザ・モスト・肩こりスト!


「こんなになるまで凝ってたんじゃ、夜眠れないでしょう?」
「そうですね。寝起きは悪いですね。朝からガチガチだから」
「枕とか、なに使ってらっしゃいます?」
「あまりにも肩こりがひどいので、メディカル枕を買って使っているんだけど、あまり効果ないみたい。肩こり、全然よくならないもん」
「そうですよ、このレベルの凝りだと、枕やクイックマッサージで解消する類のものじゃないですよ。たっぷり時間をかけてゆっくりほぐしていかないと......。それにしてもすごいなあ。お客さん、パソコン使う時間が長いでしょう?」
「そうね、パソコンはかなり使う方ね」
「ですよね、この凝り方は頭脳労働の凝り方ですよ。よっぽど職場でこき使われてるんですね。これはもはや労災ですよ。上司の方にマッサージ代出してもらった方がいいですよ」


ははは......。


パソコンを使っている時間は確かに長いけど、それは
web日記を読んだり、書いたり、コメント読んだり、コメント書いたり、メール出したり、メール読んだり、似て蝶画像を検索したり、アンテナチェックしたり、2ちゃんねる読んで、芸能ニュースやイ・ジョンジェのニュースをチェックして......とにかく、とにかく、全然仕事じゃないですから! 世のため人のためになること、なーんもしてませんから! 


それなのにこの肩こり......。私ってかなりムダの多い人生を生きているような気がする。


「あと、この凝り方は、ストレスですよ。お客さん、もっと癒しの時間を大切にした方がいいですよ。こんなにキツイ生活してたらそのうち身体壊しますよ」


そうか、web日記読んだり書いたりしているとストレスはたまるのか。肩が凝りすぎて頭痛がしてくるほど頭脳労働してるのか。日記書きもラクじゃない。健康を害しかねない。癒されなくてはっ!


というわけで、私の肩こりの最大の原因はこのweb日記にあるようです。だれか癒してください。マッサージ代を恵んでください。


ちなみに、オットに
「私の肩こり、頭脳労働によるストレスから来るんだって。労災なみなんだって」
と言ったら
「へっ!」
と鼻で嗤われました。労働者の訴えを軽視するヤツだ。ブルジョアの横暴だ。