カメーカメー攻撃

オットの仕事仲間が我が家で会食するというので、昨日の夜から今日の昼まで台所にかかりっきり。なんの祭りですか? というくらい大量の料理を作りまくった。


一時間ほど茹でてしっかり脂抜きをした豚バラ2㎏をダッチオーブンに入れ、泡盛と黒糖とお醤油、カツオだし煮込むこと3時間。箸で持つとほろほろと崩れそうにやわらかく煮上がったラフテー


ミミガー(豚の耳)のスライスをごまドレッシングであえたおつまみ。生落花生の豆乳を芋のくず粉で練り上げたジーマーミー豆腐。


ラフテーの煮汁で千切り昆布を炒り煮にしたクーブイリチー。


たことタマネギのマリネ。


豚肉のゆで汁とカツオだしを合わせてスープをとった自家製沖縄そば


飲み物は泡盛の古酒と、エビスビール、ワインはチェッキ・アルカーノ・キャンティ
デザートはつくばで一番人気のケーキ屋さんコートダジュールのロールケーキ。食後のエスプレッソ。


例によって客が来ると張り切りまくるワタクシ、昨日の朝から買い出しやら掃除やら仕込みやらで大騒ぎして、ようやく整ったテーブルがこちら。


ほんとは、自家製ピザも焼きたかったし、食後のデザートも手作りしたかったんだけど、オットに「そこまでやると逆に引かれるから! もう十分だから! とにかく落ち着け!」と止められました。ウチナーンチュ特有の「カメーカメー攻撃」*1DNAは、脈々と私の中に息づいている。


ふう〜。
とにもかくにも、張り切った甲斐あって、お客様はどのお料理も喜んで平らげてくれて、「いやあ、うまいっすよ!」と盛んにおだててくれた。まあ、こういうシチュエーションだと「うまいっすよ!」以外の感想は許されないわけですが。こういう場面でネガティブな感想だったり、ノーリアクションだったりした客は、とこり脳内のブラックリストに追加ですから!


朝からお掃除したり、買い物したり、洗ったり、煮込んだり、たまのお客様はけっこう大変だけど、それでも私、お客さんを呼ぶのって好きだわ〜。おだてられると大気圏まで突き抜けます。喜んで食べてくれるんだったらいくらでもなんでも作ります! いつでもウェルカムよん♪

*1:沖縄のおばあ、おばちゃんが盛んに発する攻撃。「さあさあ、遠慮しないでカメーカメー(食べなさい、食べなさい)、これも食べなさい、あれも食べなさい。まだあるよ〜、もっとあるよ〜」と際限なくすすめまくり、小食の客を恐怖のどん底に陥れる、過剰なホスピタリティ。「カメーカメー攻撃」でググると、こんなにヒットします。http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLD,GGLD:2004-35,GGLD:ja&q=%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%BC%E6%94%BB%E6%92%83