とじ目が肝心

お風呂に入っていたら、お腹の手術の傷口のところにツンツンと触るものがあります。よく見てみると、傷口のとじ目からおケケが一本生えているのです。しかもそのおケケ、白いのです。がーーーん、こんなところからおケケが。しかも白いおケケ......。なんか、一気にばあさんになったようで情けなくなりました。こんな所から一本だけ白ケケが生えているなんて不自然だし屈辱的よ。
そっこー抜いてやる! とお風呂から上がってすぐに毛抜きを取り出し、その白おケケを引き抜こうとしました。しかし、このおケケ、かなりしっかり生えていて力を入れて引っ張っても全然抜ける気配がありません。一本だけ抜けない毛ってなんか気持ち悪いですよね。くっそー、なにが何でも抜いてやる! とムキになってぐいぐい引っ張ったら、傷口が猛烈にじんじんと疼いてきました。そしてうっすら血がにじんで来るではありませんか。なんだか様子がおかしいわ。この痛み、単に引き抜くときの「引っ張られ痛み」とはちょっと違うような......


そこでようやく気づいたのです。その白おケケは毛ではなく、オペの際につかった縫合用の糸だったのです!!  すっごく細いのでてっきり毛だと思っていたのですが。なんじゃこりゃあ!!


こないだ診察してもらったときには「最近の手術は抜糸は必要ないんですよ。傷口は自然にくっつくようになっていますから」と言われていて、「へ〜、医学の進歩ってすごいのね〜」と感心していたのですが、この糸はなんの糸でしょう? お腹の中の何かの内臓をつなぎ合わせたときの糸かしら? いやーーーん、怖い〜〜〜〜〜〜!


つーか、こんな所から糸がはみ出していていいのかよ! さっき思いっきりぐいぐい引っ張ったけど、大丈夫か、私の傷口。そんなところから糸が飛び出しているのは不気味なので、はさみでちょきんと切っておきました。切り取った糸は念のためセロテープに貼り付けて保存しておきました。


これって医療ミスじゃないのかしら? あのまま私が気づかずに糸をぐいぐい引っ張っていたら、するするするーーっと傷口がほどけたりしたのでしょうか? このブログを医療関係者の方、手術後の縫い終わりには「隠し玉結び」ってしないのですか?