前に進んでいるのがうれしい

今日のいけばなです。投げ入れ3回目、基本立真型です。基本、基本、ひたすら基本です。


花材はナンテンとダリヤ。ナンテン南天)って、冬の花材というイメージがあったけど、夏の青々しい枝も涼やかですてきですね。ダリヤのビビットな黄色も夏らしくて楽しい。ダリヤの茎もナンテンの茎もすくっとまっすぐなので、キュッとシャープに仕上がりました。


今日のレッスンは超豪華なのです。なんと、敬愛するmiri先生に我が家まで来ていただいて、リビングでじっくりゆっくりマンツーマン指導していただいたのです! 先生を家に呼びつけて出張レッスンだなんて、生意気にもほどがある! お前ごときにそんな贅沢100万年早いわ! 顔洗って出直して来ーい! ......と言われそう。


ホントのところは、今日は先生と一緒にランチの約束の日で、近所のレストランで食事を済ませた後、我が家でお茶するついでにレッスンもしてしまいましょうという流れだったのですが。


抜け目のないワタクシ、せっかくうちに来ていただいているんだからと、使い方がわからないまましまい込んでいた笠間焼きの器を引っ張り出してきて「先生、これにもひとついけてください」とお願いしちゃいました。


さすが空間の使い方が大胆でカッコイイです。我が家にはちょっと渋すぎ? と使いあぐねていたこの器が俄然元気になったようです。


子宮筋腫の手術の後、体力と気力ががくっと落ち込んでしまい、気分転換になるならと軽い気持ちではじめたいけばなですが、やればやるほどおもしろいです。すてきな先生に出会えたのもうれしいし、レッスンから帰ってくるたびにへたくそながらもリビングを季節の花で彩れるのもうれしい。そしてなにより、少しづつでも「前に進んでいる」と実感できるのがうれしいです。


先生のブログを拝見すると、毎日なにかしらのお花をいけていてそのバイタリティにはただただ脱帽。いけばなはもう20年以上も続けられているそうですが、「まだまだ、もっともっと上手になりたい!」と、今でも草月流の本部に行って厳しいレッスンを積み重ねていらっしゃるとのこと。私なんか、まだまだひよっ子のクセして、せっかくレッスンにいっても家に帰ってきていけなおしてそのまんま、ということが多いのに。もっともっと好奇心と向上心を持って取り組まなければいけないわね。


「いけばな・草月流と...私」
↑先生のブログです。毎日すてきな作品の写真がアップされます。