モチベーションへの投資

ケルヒャーを手にしてとつぜん「どこもかしこもピカピカに中毒」になってしまったように、私の家事へのモチベーションは道具に大きく左右されます。私の家事能力は主に食方面に偏っているので、料理へのモチベーションをあげるための投資はかなりしてきました。我が家のキッチングッズはかなり充実しています。だからキッチンに立って料理をすることはちっとも苦ではありません。


その一方、いっこうにモチベーションがあがらない家事がアイロンがけ。振り返れば「制服のアイロンがけは自分でしなさい」と命じられた中学生の頃から、この作業がイヤでイヤでたまりませんでした。いつも「もう着ていくものがなくなる!」というギリギリの段階まで先延ばしにしてしまい、夜中にうんざりしながら何枚もの制服にアイロンを当てて、「制服が100%ナイロンだったらいいのに」などと思っていたものです。


主婦歴10年にもなろうというのにアイロンがけをためてしまう悪癖は相変わらずで、昨日もたまりにたまったオットのワイシャツを10枚、一気にアイロンがけしました。1時間かかりました。ためこむから余計にうんざりするのにね。だいたい、せっかく苦労してアイロンかけても一度袖を通せばすぐしわだらけになってしまうんだもの。空しくない?


私が今使っているアイロンは、初めて一人暮らしをはじめたときに当時のバイト先の友人からもらい受けたスチームアイロン。コードの長さがなく、作業する場所が限定される上、蒸気口がつまってスチームが出なくなっています。


アイロン台はオットのお母さんが使っていたスチールの4本足がついた長方形のもの。布貼りが破れて中綿が飛び出していたので、ホームセンターでアイロン台カバーを買ってきて応急処置したまま、10年が経過。アイロンがけに興味がなかったので、このような道具のラインナップもあまり気にならなかったのですが、もう少しちゃんとしたアイロングッズをそろえた方がいいのではないかしら? と思い始めました。おしゃれで高性能なグッズに一新すれば嫌いなアイロンがけも楽しくなるはず。


そうよそうよ、そうしましょう。とりあえずアイロン台は通販生活これなんかどうかしら。


げっ、15,000円近くもするのか。ううむ、ちょっと考えちゃうなあ。好きでもない作業のために15,000円は大きいなあ。しかもけっこうでかいし。やはり今のままのラインナップで、嫌々ぐずぐずアイロンかける続けるしかないのかしら。弘法筆を選ばずと言うしなあ(←ちょっと違う)......。


夏は暑くてアイロンがけがとくに嫌いになる時季。アイロンなんか見るのもイヤ! 
――と言っている割に、暑いさなか、一日中オーブンにかぶさって、
こんなのや

こんなのを

焼いたりするのはちっともイヤじゃないんだから、結局は相性なんですね。私とアイロンは相性が悪いのよ。