オットの見解

元日の読売新聞「くらし」欄に『いらだちの糸解きほぐす』という特集記事があり、オットが所属している団体のワークショップの模様が取材されています。団体の事務局長をしているオットも取材を受けたそうで、「さあて、どんな記事にまとまっているのかなあ」と楽しみにしていました。


今朝、わざわざコンビニに行って読売新聞を買い、くだんの記事を読んでみました。


――ううむ、どうなんでしょうこれは。
まあ、限られたスペースで複雑なテーマを扱うのだからある程度単純化されてしまうのはしょうがないにしても、ずいぶんお手軽に切り貼りされていてオット達の活動趣旨が伝わりきれておらず、なんとも隔靴掻痒。「あんなに取材に協力したのに全然ポイントずれてるんだよなあ」とオットはそうとうご不満の様子。まあ、記事の出来はともかくとして、特筆すべきは天下の読売新聞にわがオット君の鋭いコメントが名前入りで載っていることですよ。読売新聞の読者がどのくらいいるか知らないけど、すくなくとも数百万単位の人々の家に届く大新聞にオットの名前と言葉が載っているのです。しかも正月に! これはすごいことよ! 家宝にしなければ!


と、鼻息荒くオットが述べたコメント部分を読んでみると......。

「世の中のさまざまな分野で意見の対立や結論が出ない状況を何とか打開できないかと考える人が増えている」と、協会事務局長の徳田太郎さん。

......なんか、すっげえ頭悪そうなんですけど。
「お昼になったのでお腹を空かせた人が増えている」
「寒くなったので風邪をひく人が増えている」
「地面が濡れているので滑って転ぶ人が増えている」
レベルの、ワイドショーコメンテーターもびっくりの超超超どーでもいい見解。


「絶対こんなこと言ってねーし! 丸一日取材につきあわされてまとめられた結論がこれかよ! これじゃまるでバカみたいじゃないか!」
と、天下の大新聞に名前入りでお間抜けコメントを載せられる羽目になったオットはかなりのおかんむり。すっかりすねてしまっています。新年早々ケチがついちゃったわね。かわいそう。


でも、私はおもしろかったし、ネタにもなったからいいか。読売新聞を購読されている方、元日号の「くらし」欄です。


「ブログの普及で、家族の不運をネタにする人が増えてきている」