栗原はるみのボン

昨日本屋で料理本を物色していたら
栗原心平の手早く、おいしく!ひらめき2人ごはん」ISBN:459404817Xけた。カリスマ料理研究家栗原はるみ大先生のご子息である。お母様と同じ料理の世界にさっそうとデビューされたらしい。
ぱらぱらと中を見たけど、特にインパクトも特徴もないレシピ。全体的にカフェめしっぽいところがお母さんゆずりかな。あと、必要以上にパーソナルなエピソードが織り交ぜられているところも。


料理研究家2世と言えば、ケンタロウが頭一つ抜きんでて人気がある。彼の本ってどれも「ドドンとうまい」「ドカンと丼」「簡単!」「難しいこと抜き!」など、やたらワイルドでどシンプルなノリがウリ。ケンタロウレシピはあまり試していないけど、母・小林カツ代の七光りをさっ引いても、「あ、これがケンタロウの料理よね」という一つのカテゴリーは築き上げたと思う。デビュー当時、ケンタロウが小林カツ代と一緒の料理番組なんか出始めた頃は、七光り七光りとかなり揶揄されていたけど(私もバカにしてた)、ここまでくるのは大変だったんだろう。エライ。


ささあ、心平君。キミもこれからが勝負。俳優や歌手と違って料理の世界は「うまいかまずいか」がはっきり別れる。観客はシビアだよ〜ん。失礼ながら主婦のハートをがっちりつかめるほどのイケメンルックスでもなかったようだし(笑)。栗原はるみというヴェールを脱ぎ捨てて、ピンで勝負できるようにがんばれ。第二のケンタロウになれるかお手並み拝見。