きょうの晩ご飯

昨日下ゆでしてえぐみが残ってしまったたけのこだけど、真水につけて一日おいたらほとんど気にならなくなった。えぐみも飛んだけど、たけのこ独特の香りも飛んでしまったようで残念。でも、今夜は予定通りたけのこご飯。銀杏切りにしたたけのこ、油揚げとにんじんは千切りにして、だし汁としょうゆ・みりんを合わせた煮汁でさっと煮てご飯に炊き込む。たけのこのシャキシャキした食感を残したいのであまり煮すぎないように。森茉莉がエッセイで「たけのこご飯に油揚げだのにんじんなどの余計な具をあれこれ入れるのは野暮」と書いてあったけど、欲張りな私は、炊き込みご飯は具だくさんの方がおいしいと思っちゃう。油揚げは味にコクが出るので外せない。ル・クルーゼで炊きあげたたけのこご飯。ほんのり薄味で、たけのこのシャキシャキ感もちゃんと残って、下処理に失敗した〜と凹んでいた割には十分な出来に仕上がった。よかった!


あとは、昨日行った野菜直販所で野菜をたくさん買ってきたので、それを中心にしたお総菜にする。新じゃがと新玉ねぎで肉じゃが、蕪の一夜漬け、菜の花と新ごぼうのサラダ、水菜としめじのおみそ汁。


小粒の新じゃがは皮ごと調理した。きめが細かくほっこりしていて、こっくりと煮汁がしみこんでいてしみこんでいてすごくおいしかった! みりんやお砂糖を加えなくても玉ねぎだけの甘さで十分。やっぱり旬のものは違うわね。


菜の花は固めにゆでて、細かく刻んでマヨネーズベースのサラダに。かすかな苦みの残る菜の花とごぼうのしゃきしゃきがいいアクセントになっていた。てきとーに作ったサラダだけどなかなかヒット作。


デザートは明治ブルガリアヨーグルトに自家製イチゴジャム。ジャムは4パック600円で安売りされていた小粒のイチゴで作っておいたもの。イチゴの形がそのまま残ったプレザーブタイプのジャム。甘さ控えめでイチゴの香りが強く出ていておいしい。春先のジャムづくりは毎年楽しみにしている作業のひとつ。きれいなルビー色のジャムをかわいらしいビンに詰めて蓋をすると、とっても乙女チックな満足感にひたれる。


今夜の夕食に使ったお肉は、肉じゃがに入れた豚コマ100gのみ。お肉が大好きなので、普段の食卓のメインディッシュにはしっかり味の付いた動物性タンパク質がないと寂しく感じてしまうのだけど、お野菜中心の献立でも旬の食材をきちんとお料理すれば十分満足できるのね。地元の食材をふんだんに使った「地産地消食卓」。ヘルシーで、しかも安上がりにまとめた献立だった。満足満足。こういう風にすべてのお料理が上手にキマるとすごくうれしい。


ハッ! こういう時こそ、自慢の一眼レフカメラで得意げに写真を撮って日記に載せればいいのに、食べるのに夢中で忘れちゃったよ。悔しい〜〜。