おしなべて、鍋

十月も終わりに近づき、ここのところぐっと肌寒くなってきました。いよいよ鍋将軍到来です。ツイッターで「この時期の鍋って、献立の救世主ですよね」とつぶやいている方がいましたが、ほんとそうですね。材料費は安いし、主な調理は「切る」だけだし、すぐできるし、あったかくておいしいし。


というわけで、我が家もここんとこ鍋が続きます。続いているというか、断ち切ろうとしても断ち切れない「鍋スパイラル」の渦中なのです。


たとえば、三日前に
「今日はタンタンゴマ鍋にしましょう♪」と白菜・青梗菜・豆腐・えのき・長ネギをざくざく切って、ぐつぐつ煮込みました。おなかいっぱいになるまで食べました。白菜と長ネギ、お豆腐が残ってしまったので、ラップして冷蔵庫へ。


翌日、「夕飯どうしようかな。そうだ、昨日の具材が残っているし、お鍋にしましょう♪」と決めて、足りない具材を買い足して、ざくざく切って、ぐつぐつ煮込みます。昨日は具が多めで余ってしまったので、今日は具は控えめに、スープ多めに。おなかいっぱいになるまで食べました。ふと見ると、今度は具はきれいになくなったけど、スープがたっぷり残っています。野菜や魚介のエキスがたっぷりで超うまそう。残りご飯をぶちこんで〆のおじやにしようかとも思いましたが、オットも私ももうおなかいっぱい……。でも、このスープ、捨てるのは忍びないので、小鍋に移して冷蔵庫へ。


そして今日、「今夜のご飯はなににしようかしら。そうだ、夕べの鍋のスープがのこっているし、お鍋にしましょう♪」と決めて、足りない具材を買い足して、ザクザク切ってぐつぐつ煮込みます。昨日はスープ多めで失敗したので、今日は具材多めで……。おなかいっぱいになるまで食べた後、今度は具材がたっぷり残っています。この具材、しょうかしなきゃね。そうだ、明日はスープたっぷりで鍋にしましょう♪......


そうです、これが「鍋スパイラル」。具とスープが同じタイミングでなくなってくれないので、帳尻を合わせようとして延々と鍋物が続くのです。いつもお腹一杯になるまで食べてしまい、〆のうどんやらおじやにまでたどり着かないというのも、スパイラルを断ち切れない要因のひとつです。ここ数日、私が行った「調理」は「ざくざく」「ぐつぐつ」だけ。芸がなさすぎないか。もっとこうなんとかして、洋風にするとか、炒めるとか、サラダにするとか、片栗粉でとろみをつけて八宝菜風にするとかバリエーションつけたほうがいいのでは?


いいんです。鍋で余った具材は鍋にするのが一番効率的。安いし、うまいし、早いし、おまけにヘルシー。オット方面から文句がでないうちは、鍋スパイラル、ぜんぜんOK。今夜は水炊きだ!


近頃試しておいしかった市販鍋つゆです。エバラ、いい仕事してますよ!
「コラーゲン鍋の素」

「坦々ごま鍋」

コラーゲン鍋、生姜が効いていて体が温まります。


あと、ごまだれを使うならミツカンごましゃぶのたれに限ります。
「ミツカンごましゃぶのたれ」
これ以外の商品もいろいろ試しましたが、やっぱりこれが一番おいしい。もう浮気しない。